ハムスターの災害時の避難について

ハムスターペット
ハムスター

災害時の動物を連れての避難のやり方についてシリーズ、今回はハムスターです。

今まで紹介したペットの中では体が小さいので、スペースは取らず避難も一緒にしやすいかと思うかもしれませんが、ハムスターならではの気を付けなければならないこともあります。

ハムスター
ハムスター

ハムスターの性質

ハムスターは暑さにも寒さにも弱い動物です。体が小さい分、人間にとっては小さい気温の変化でもハムスターにとっては大きな変化になります。

ゴールデンハムスターはルーツを辿ると砂漠出身なので暑さには強いと思われがちですが、湿気が多い暑さは苦手です。もちろん気温が上がりすぎると熱中症になることもあります。

適温は20℃~26度前後になります。

また、ハムスターは5~10℃以下で冬眠を行いますが、野生の場合の冬眠は徐々に気温の変化が起こりそれにそなえて栄養を蓄える・寝床を用意するなどの入念な準備を行ったうえで行うことになります。

飼育下のハムスターの場合は普段は適温で過ごしていることが多いと思いますので、急激な気温の低下が起こると冬眠に対する十分な準備ができず擬似冬眠という状態になります。

この状態になるとそのまま目覚めることなく死んでしまうこともありますのでとても注意が必要です。

そしてなにより不調になっても見た目では普段通り過ごすことが多いので具合の悪さが人間にはわかりにくいです。

元気そうにしていた子が翌日に突然亡くなってしまうこともハムスターにおいては珍しいことではありません。

災害時にそなえて準備しておくもの

①持ち運び用ケージ

移動だけであれば、虫かごくらいのサイズでも入りますが、ある程度のスペースがあった方が衛生的でストレスもたまりにくいです。

なるべくなら給水ボトル・トイレ・回し車が設置できるサイズ・構造がいいです。

②床材

地面に敷く床材は使い慣れている物を準備しましょう。

ケージ内にトイレが設置できない場合も汚れた場所を部分的に床材を変えることで対処することができます。

もし避難中に床材のストックが切れてしまったら新聞紙やチラシでも代用することができます。

④給水ボトル

こぼれやすいお皿ではなく、給水ボトルを取り付けられるようにしましょう。

⑤隠れ家

災害時は大きい音や埃などの外的刺激が多いです、ハムスターが危険を感じたときに身を隠せる場所をケージ内に用意することで落ち着かせることができます。

⑥ケージを覆えるブランケット

危険な場所を移動するときはケージごとブランケットで多いガラス片などから守りましょう。

気温が冷え込んだ時に保温効果もあります。

⑦食べなれているご飯

いつも食べているフードをジップロックにいれて用意しておきましょう。

保存しやすいドライタイプのものがおすすめです。

ハムスターは歯が伸び続ける動物ですので災害時に柔らかい食べ物ばかり与えていると「歯の過長」が起こり不正咬合のもとになります。

最悪の場合、伸びた歯が口の中に刺さることもあるのでなるべくなら固いペレット系のご飯を用意するか、齧れるおもちゃを入れましょう。

⑧カイロ・ペットヒーターなどの防寒グッズ/アルミシートなどの冷感グッズ

冬の場合の避難は必ず防寒グッズを用意して体が冷えないようにしてあげましょう。

夏場の場合は冷感グッズを用意して熱中症を避けてあげましょう。

⑨軍手

ハムスターをやさしく抱っこするときにあると便利です。人間の手が冷たすぎる場合にも安心して触ることができます。

また気性が荒く咬んできてしまう子でも軍手をしていれば痛みを軽減できます。

ハムスターに噛まれるととても痛いですので、人間側も身を守れるようにしましょう。災害時にケガをすると感染症の危険性が増します。

避難所と車での避難どちらがいいか

小さい動物で鳴き声もほとんどなく、スペースもそこまで取りませんので避難所でも車での避難のどちらでも可能です。

ただし、災害時はネズミが大量に発生します。ハムスターもネズミの仲間ですので野生のネズミから病気を移される可能性はあります。

特に避難所という集団生活・固定された広い室内空間では伝染病にかかる可能性は高くなるので注意しましょう。

逆にハムスターやネズミなどのげっ歯類を媒介にして犬や人に広がる寄生虫や病気も多いですので周りに移さないことも大事です。

よほどのことがない限りは避難用ケージの中で過ごさせ外に出すことはやめましょう。

脱走する危険性も増します。小さい体で動きも早いですので一度逃げてしまったら見つからない可能性の方が高いです。

犬猫と違ってハムスターの予防接種というものはありませんので基本的には感染を避ける方法が唯一の予防になります。

避難におけるハムスターの準備

・抱っこに慣れさせる

小さい動物なので常に抱っこや触り続けるのはストレスになってしまいますが、いざという時にすぐに移動用ケージに移し替えられるようにすることはできるようにしておきましょう。

・オスとメスはケージを必ず別にする。基本的には1匹につき1ケージ用意する。

ハムスターはとても繁殖能力が強いです。種類にもよりますが一般的に生後3カ月齢から繁殖をすることが可能になります。

交尾から3週間程で出産し、一度の出産で10匹ほどの子供を産みます。

つがいで同じケージに入れているとその名の通りすぐにねずみ算式に増えて行ってしまいます。

同じ性別同士でも、過剰に増えたり気の合わない個体同士が同じケージ内に入れると縄張り争いでケガをしたり、最悪の場合は共食いというショッキングな出来事も起こりえます。

繁殖させたい場合は、交尾の段階のみ同じケージにいれてそのあとはまた別々のケージに入れましょう。

・偏食をさせない

食べている姿が可愛いからといってオヤツや柔らかい葉野菜ばかり与えすぎると栄養が偏ったり、前歯が伸びすぎてしまうことがあります。

固形の固めのペレットをメインとして与え、おやつや葉野菜はご褒美程度に与えましょう。

ペレットは災害時にも保存がきき、悪くなりにくいというメリットもあります。

まとめ

ハムスターとの避難について解説させていただきました。私たちの身近で飼えるペットの中では最も小さい動物です。

些細な変化でも命とりになりますので、災害時の温度管理は特にしっかりしてあげましょう。

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