近年発生した大雪被害まとめ!被害や状況は?

雪 災害事例
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令和3年豪雪

地域:東北地方・北陸地方
時期:2021年1月(令和3年1月)
被害:大

2020年の12月から2021年2月にかけて発生した強い寒気の影響により、北日本 から西日本の日本海側を中心に広い範囲で大雪となった。近年で一番新しい大雪被害とな っている。 1月7日~11日にかけての降雪量は、新潟県高田市で213cm、岐阜県白川で192c m、福井県大野市で158cmとなり、特に新潟県高田市では24時間降雪量103cmを 記録し観測史上最大の積雪量となった。 大雪による屋根の除雪作業中の転落などにより27人が死亡し、その他360人が負傷し た。住宅については約280棟に被害が生じた。 各地で高速道路や幹線道路で車の立ち往生が発生して、普通列車・特急列車の運休が相次い ぎ、2月23日には東日本旅客鉄道函館本線にて普通列車が立ち往生して、翌朝になるまで 乗客11人が列車内に閉じ込められる事態が発生した。

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北陸豪雪

地域:北陸地方
時期:2018年2月(平成30年2月)
被害の大きさ:大

2018年の2月3日~2月8日にかけて発生した強い寒気の影響により、日本海側を中 心に大雪となり、特に北陸地方では平野部も含めて広範囲に渡り大雪となった。最も大きな 積雪量は福井市で147cm、金沢市で87cm、富山市で75cmとなり、37年ぶりの 記録的大雪となった。 福井県北部の国道8号では10kmに渡り約1500台の車が立ち往生した。また雪山に 乗り上げた車に乗車していた男性が一酸化炭素中毒で死亡するなど立ち往生して孤立する 恐怖は記憶に新しい。 この豪雪で屋根の除雪作業中の転落で22人が死亡し、その他約300人が負傷した。 北陸地方に限らず各地で車の立ち往生が相次ぎ、西日本旅客鉄道北陸本線の金沢駅-敦賀
駅間では、始発から運転を見合わせて、特急88本と普通列車146本が運休となった。そ の間の物流がストップするなど経済活動にも大きな影響が生じ、福井県内ではスーパーマ ーケットやコンビニエンスストアで欠品や品薄な状態が続いた他、ガソリンスタンドでも ガソリン・灯油などの燃料が不足したことから給油制限が行われるなど各地で大きな混乱 が生じた。

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西日本豪雪

地域:九州地方、北陸地方、東北地方
時期:2016年1月(平成28年1月)
被害の大きさ:中

西日本豪雪は2016年の1月にかけて強い冬型の気圧配置となり、日本海側を中心に広 範囲に渡り大雪となった。特に九州地方や中国地方でも積雪の被害が発生したことから西 日本豪雪・平成28年豪雪などと呼ばれている。 鹿児島県伊佐市大口では観測史上最低気温の‐15.2度を観測した他、各地で観測史上最 低気温や数十年ぶりに最低気温を記録した。 24日午後には奄美大島で115年ぶりの積雪を記録し、沖縄本島の名護では観測史上初 の積雪を観測した。 積雪量は新潟県長岡市で95cm、長崎市で17cm、鹿児島市で14cmを記録した。 九州各地で水道管破裂が多発して大規模な断水になるなど、寒波が過ぎ去ったあとも数週 間に渡ってライフラインに影響がでた。

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北海道豪雪

地域:北海道、東北地方
時期:2011年12月から2012年3月(平成23年12月から平成24年3月)
被害の大きさ:大

2011年12月~2012年3月にかけて北海道を中心に主に日本海側の地域で記録的 豪雪となった。 積雪量は青森県青森市酸ヶ湯で496cm、北海道倶知休町で228cm、北海道登別市で 144cmとなり、各地点で観測史上最大の積雪量を記録した地域や、それに迫る積雪量を 記録した地域が多発した。
2月にはゲリラ豪雪も発生し、各地で普通列車・特急列車・フェリーの運休が相次いだ。 国道279号ではトラックがスリップ事故を起こし、後続に続く自動車約200台が翌朝 まで立ち往生する事態にまで発展した。 この豪雪により、屋根の除雪作業中の転落なども含み死者132人の被害となった。

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平成18年豪雪

地域:日本海側全国的
時期:2005年12月から2006年2月(平成17年12月から平成18年2月)
被害の大きさ:特大

2005年12月~2006年2月にかけて強い寒気が流れ込み、急速に低気圧が発生し たことにより日本海側の地域を中心に全国的に大雪が発生した。 積雪量は青森県青森市酸ヶ湯で453cm、新潟県中魚沼郡津南町で416cm、山形県大 蔵村で379cm、北海道十日町で323cmの積雪を記録して、各地点で観測史上最大の 積雪量を記録した地域や、それに迫る積雪量を記録した地域が多発した。平年は積雪が少な い地域の九州地方、四国地方、中国地方にも寒気が流れ込み大雪となった。 この積雪により、自動車のスリップや衝突事故が多発した他、屋根の除雪作業中の転落事故 などにより152人の死者が発生した。その他、2,000人以上の負傷者も発生。家屋被 害については4,500件以上が一部損壊を含む影響が発生した。ライフラインについては 停電130万件以上、断水6万件以上発生して、近年の豪雪では最大規模の被害となってい る。

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