大雪で注目が集まる銘柄は?冬に向けておすすめの大雪関連株を紹介

雪大雪

あまりイメージがありませんが、日本は国土の半分が豪雪地帯。約2,000万人が積雪のあるエリアで暮らしています。

雪による交通網の麻痺や建物の倒壊といった雪害は、株価を動かす要因の一つです。

今回は、冬に向けて注目しておきたい大雪関連銘柄を紹介します。

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大雪で注目が集まる銘柄とは?

大雪関連銘柄とは、雪害に関連した商品・サービスを取り扱う銘柄を指し、以下の2つに分かれます。

  • 大雪に備えて需要が上がるもの
  • 大雪発生後の復旧工事などで需要が上がるもの

日本では夏場の水害が話題になりやすいですが、実は冬場も大なり小なり大雪による災害が発生しています。近年では、2018年1月の北陸豪雪が記憶に新しいでしょう。

雪害では、以下のようなトラブルが発生します。

  • 断水
  • 停電
  • 通信網の遮断
  • 交通機関の停止
  • 積雪による建物の倒壊
  • 農林・水産業への被害

よって株式市場では、上記の被害を受けやすい銘柄は下がり、逆に除雪用機器や建機に関連する銘柄は上がりやすい傾向があります。

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ラニーニャ現象があると大雪になりやすい

「大雪っていっても毎年じゃないよね?」と思われる方もいるでしょう。

確かに、毎年のように発生する台風やゲリラ豪雨と比べると、雪害の発生は少なめです。

というのも、日本の積雪には数年おきに発生するラニーニャ現象が深く関係しているからです。ラニーニャ現象はエルニーニョ現象と兄弟のようなもの。

エルニーニョ現象:平常時よりも弱い東風により、温かい海水が太平洋の東側に広がりやすい

ラニーニャ現象:平常時よりも強い東風により、温かい海水が太平洋の西側へ集まりやすい

 

(引用:気象庁「エルニーニョ/ラニーニャ現象とは」より)

ラニーニャ現象ではインドネシア近海で積乱雲が発生しやすくなり、日本の”西高東低の冬型の気圧配置”をより強くします。よって、ラニーニャ現象が発生している年は関東や西日本といった普段は雪が降らないエリアでも積雪しやすくなるわけです。

 

ちなみに夏場の水害銘柄については以下の記事でまとめていますので、合わせて参考にしてください。

関連記事:「大雨・ゲリラ豪雨などで注目が集まる水害関連銘柄を紹介

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大雪で注目が集まる銘柄一覧

大雪関連銘柄を紹介します。

銘柄コード企業名ジャンル・詳細
3035DCMホールディングスホームセンター。傘下に北海道のホーマックや四国のダイキがある。
3191ジョイフル本田ホームセンター。関東で大型店を展開。
8218コメリホームセンター。新潟発祥。全国展開を進めている。
7516コーナン商事ホームセンター。大阪発祥で近畿圏に強い。
5962浅香工業ショベルメーカー大手。雪かきスコップなどを手掛ける。
6250やまびこ野外作業機器メーカーの大手。除雪機などを取り扱う。
6325タカキタ畜産・農業向けの機械メーカー。除雪車なども取り扱う。
8051山善工具や工作機械の商社。こたつなどの暖房機器メーカーでもある。
9678カナモト建機機械のレンタル大手。北海道が地盤。
9832オートバックスセブンカー用品店の国内最大手。
9882イエローハットカー用品店の販売2位。
9976セキチュー群馬のホームセンター。カー用品店も展開中。

普段は雪のないエリアで積雪があると、雪かき用のショベルや長靴、スタッドレスタイヤ、暖房器具などの雪関連商品の個人需要が特に増えます。よってホームセンターやカー用品店が物色されやすくなるでしょう。

また積雪量が増えて除雪の必要性が高まれば、除雪機などを扱う建機関連に注目が集まります。

 

ここからは、上記のなかで特に注目できる銘柄を紹介します。なお情報はIRBankおよびSBI証券のサイトから取得しました。(2021年8月時点)

浅香工業(5962):除雪用品メーカー

  • 市場:東証2部(その他製品)
  • 配当利回り:1.9%(3月配当)
  • PER/PBR:15.2倍/0.47倍

浅香工業は国内ショベルでシェア5割。ショベルだけでなく、除雪用品や農業用品、災害用品など幅広い商品を扱っています。雪かきスコップなどの除雪用品は、雪が積もった後にはまず間違いなく必要になる道具です。

売上を見ると、凹凸はあるもののほぼ横ばい。EPSはアップダウンがありますね。ここから成長する銘柄…というよりは、底堅い銘柄のイメージです。

積雪の目立った2017年から2018年の冬にかけて株価が大きく動いており、大雪のテーマ株として注目できます。

コーナン商事(7516):ホームセンター大手

  • 市場:東証1部(小売業)
  • 配当利回り:1.78%(2月・8月配当)
  • PER/PBR:7.17倍/0.88倍

特に近畿圏で多く出店しているホームセンター大手です。個人が積雪へ備えようとすると、まずホームセンターへ行きますよね。よって、コーナン商事に限らずホームセンターは注目できます。

売上高、EPSともに右肩上がりです。業績から見ると株価の上値はありそうですが、直近の株価の動きは激しいのでやや入りにくい状況。今後の値動きがどうなるのか注目です。

オートバックス(9832):スタッドレスタイヤやチェーンを販売

  • 市場:東証1部(卸売業)
  • 配当利回り:3.95%(3月・9月配当)
  • PER/PBR:16.24倍/0.98倍

カー用品店『オートバックス』を展開する会社です。日本だけでなく欧州やアジアにも展開しています。積雪や凍結があればスタッドレスタイヤやチェーンが売れるため、大雪による特需が期待できます。

また2015年からずっと60円配当を継続しており、高配当株です。業績は横ばい。日本でこれから車がどんどん増えるとは想像し難いので、海外へ進出しようとしている点は良いですね。そのほか、中古車のフリマアプリなどカー用品店以外にも着手しています。

カナモト(9678):除雪機などのレンタル

  • 市場:東証1部(サービス業)
  • 配当利回り:2.82%(4月・10月配当)
  • PER/PBR:10.42倍/0.98倍

土木作業や地盤改良など幅広い建設機械のレンタルが主力。北海道が基盤ですが、関東にも展開を進めています。

インフラ向けが堅調で、業績も右肩上がり。また雪害だけでなく、豪雨や台風などの水害にも反応する銘柄です。災害で新しく建機を購入するよりは必要な期間だけレンタルするほうが安上がりなので、災害で上がるのも理解できます。

山善(8051):こたつなどの暖房機器を手掛ける

  • 市場:東証1部(卸売業)
  • 配当利回り:2.33%(3月・9月配当)
  • PER/PBR:10.79倍/0.95倍

機械や住設建材などを手掛けている商社ですが、こたつやヒーターなどの家庭用機器メーカーでもあります。大雪になるような年は暖房器具も需要が上がるので、雪害まではいかなくても厳冬で期待できそうです。

卸売業かつ商品のラインナップからみて景気敏感株ではありますが、事業展開が幅広いので手堅い印象です。

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まとめ

冬に向けて注目したい大雪銘柄を紹介しました。

数年に1度は大雪が話題になる日本。その年の冬がどのような傾向になるかは秋あたりでおおよそ見えているため、いざ雪害が発生してから慌てて物色しても、ほぼ上がりきってしまっています。早めにウォッチリストを作成して、備えておきたいですね。

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