大地震や台風、豪雨災害など自然災害はいつどこで起きるかわかりません。災害が起きて停電になったとき、復旧するまでに1週間程かかる場合があります。場所によってはもっと時間が掛かるかもしれません。
そんなとき、連絡手段のひとつであるスマホは少しでも長く電池を持たせたいものです。しかし、「どうやったら長く電池を持たせられるの?」「停電したときの充電方法は?」と疑問に思うひともいるのではないでしょうか?
今回は、ちょっとした設定方法でスマホの電池を少しでも長く持たせる方法をご紹介。合わせて電池が切れてしまっても充電できる方法も解説していきます。
スマホの電池を長く持たせるには
停電時などすぐに充電ができない状況になったとき、以下の設定を行えば少しでも電池を長く持たせることができます。
低電力モード(省電力モード)に設定
低電力モード(省電力モード)にすると自動的に消費電力量が抑えられ、電池が長持ちします。iPhoneであればバッテリー残量が少なくなると、「バッテリー残量が少なくなっています」と表示され、低電力モードに替えるかお知らせが表示されますよね。
設定から簡単できますのでぜひ実践してみてください。
画面の明るさを暗くする
画面は明るければ明るいほど、電池を消耗してしまいます。なるべく暗く設定するようにしましょう。この設定だけで大きな効果が期待できます。
画面オフになるまでの時間を短縮
画面が表示されている間は少しずつ電池を消耗しているため、画面オフになるまでの時間を短く設定しましょう。
使用していないアプリがないか確認
バックグラウンドで動作しているアプリはありませんか?知らないうちに電池を消耗しています。iPhoneであれば、設定から進み「Appのバックグラウンド更新」をオフにしましょう。
アプリの通知をオフに
アプリの通知設定をオンにしておくと、その都度スマートフォンが起動し電池を消費します。不要なアプリの通知はすべてオフにしましょう。
位置情報サービスをオフに
現在地をキャッチする位置情報サービスは電池を消耗しがちです。マップなどのアプリを使う時だけオンにしましょう。
BluetoothやWi-Fiの接続をオフに
これらの機能は使わない時でも接続を探すため、電池を消耗してしまいます。使うときだけオンにしましょう。
持っておくと便利!停電対策アイテム
いくら設定方法を変えて節電しても充電はいずれ切れてしまいます。そんなときに充電するには以下の方法があります。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは携帯用の充電器です。身近なお店ではコンビニでも購入できます。様々な種類の商品が販売されていますが、今回は緊急時に役立つ3種類のモバイルバッテリーについてご紹介します。
乾電池式タイプ
乾電池式はその名のとおり乾電池を使って充電するタイプです。一般的に使用する電池は単3が多く、本数は2~4本必要となります。
価格帯は1,000円~4,000円前後で購入でき、ほとんどの商品が電池も付属しています。
ただ、デメリットとしてはコンビニで販売されている乾電池式は、容量次第ではフル充電できない商品が多く、充電速度が遅い商品がほとんどです。
ネット通販や電気屋さんでは、乾電池式タイプでも急速充電できるもの、ライトがつくもの、フル充電できるものも販売されています。
リチウムイオン電池式タイプ
リチウムイオン電池式タイプは充電することにより、繰り返し使用できる大容量のモバイルバッテリーです。USBケーブルを繋げばコンセント、パソコン、車のシガーソケット等で充電することができます。
中には4台同時充電ができるものや急速充電に対応している種類も販売されており、価格帯も2,000円~から購入できます。
乾電池式もリチウムイオン電池式も比較的軽量であるため、普段から持ち歩いておけば、いざという時にとても役立ちますよ。普段遣いのオススメは軽くて薄いタイプです。
防災用に備えておくならソーラー式タイプ
防災用として備えておくならソーラー式タイプをおすすめします。ソーラー式は太陽光を使って充電するモバイルバッテリーです。パネルに太陽の光を当てるだけで充電ができます。ただ、曇り空や雨の日、太陽光が弱い場所では充電に時間が掛かってしまうのが難点です。
価格帯は大体3,000円~から販売されており、ネット通販等で購入できます。フル充電までに時間が掛かってしまう商品が多いですが、コンセントや乾電池は必要なく、太陽光だけで充電できるので緊急時に持っていると安心できるアイテムです。キャンプなどアウトドアでの普段遣いでもいいですし、自宅や会社に一つづつ備えておくのもオススメです。
シガーソケット充電器
シガーソケットとは基本的にタバコに火をつけるために作られた車内の設備です。専用のプラグを差し込めばスマートフォンの充電ができます。
ただ、このシガーソケット充電器も種類によってはフル充電までに時間が掛かってしまう商品があるため、購入時には急速充電ができるものを選ぶと良いでしょう。
普段、車の中では充電しなくても緊急時用に備えておくことをおすすめします。
専用のプラグは100円均一でも販売されています。
多機能防災ラジオライト
多機能防災ラジオライトは、懐中電灯になったり、大音量のSOSアラームが鳴ったりと、その名のとおり多くの機能を持った防災用ラジオです。もちろんラジオも聞けます。また、充電機能もUSB充電、ソーラー充電、手回し充電の3種類があり、リチウム電池を交換して使うことも可能です。これだけの充電方法があれば、電池切れの心配は要りません。昔買ったまま眠っている場合は、充電用のケーブルが問題ないかチェックしておいたほうがいいです。ガラケー時代に買ったきりの場合は何かしら劣化していたり思わぬ落とし穴が・・・
価格帯は2,000円~5,000円前後です。
普段使いのアイテムをバッテリー式に変える
デスクトップパソコンをノートパソコンに。スピーカーを持ち運びできるワイヤレスのものに変える。ハンディ扇風機は給電できるものにするなどなど。普段使いのものであれば故障にもすぐに気付けますし、充電のし忘れも防ぐことが可能となります。
まとめ
いかがでしたか?今回は災害時の停電によるスマホの電池節約術についてご紹介しました。
もし、突然充電ができなくなってしまったら・・・。まずは落ち着いて上記の設定を変更し、少しでも電池を長く持たせるようにしましょう。
しかし、どれだけ節電しても電池残量は限られています。災害に備えて停電になってもスマホの充電ができるよう、前もって停電対策アイテムを揃えておきましょう。その場合、1つのアイテムだけに頼らず複数備えておくとより安心です。また、電池は消耗品のため定期的なチェックと買い替えをオススメします。
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