【猫と車での避難について】必要な持ち物や事前に準備しておくことは?

猫 車 ペットの防災
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災害が起こった時、自家用車がある場合は猫との車での避難が可能です。

この記事では万が一災害が起こった場合に、車で猫と避難する場合についてのポイントや注意点を解説させていただきます。

猫 車
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車での避難のメリットとデメリット

車での避難はいいこともありますが、悪いこともあります。愛猫の性格や飼育状況から避難所か車での避難のどちらがいいかを前もって決めておけるといいでしょう。

<メリット>

・他の人間・ペットとの関係を気にしなくていい

・生活リズムを自分たちで決められる

・何かあった時にすぐに移動ができる

・感染症のリスクが少ない

<デメリット>

・避難所と比べると生活空間が狭くなる 

・密閉空間になるので日常的な動作がしにくくなる、体を思うように動かせない

・臭いが充満しやすい

・個人行動になるので周りの変化が分かりにくい

以上のことから、「愛猫が人見知りでストレスが溜まりやすい」「自分たちでしっかり情報収集・判断ができる」「最低限の生活空間を確保できる車内の広さがある」のであれば車内避難を検討してみることをオススメします。

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準備しておくもの

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①キャリー

猫はパニックになると座席の下など手の届かないところに逃げてしまうことがあります。

キャリーのような狭い空間は猫にとって安心できる環境です。

必ず用意して安心できる空間・ケージ代わりに利用しましょう。

②食べ慣れているゴハン

いつも与えているご飯をジップロックにいれて用意しておきましょう。

③トイレ+猫砂

猫は犬のように外に出て散歩ついでに排泄ということをしません。使い慣れている猫砂・トイレまたはトイレ代わりになる箱を用意しておきましょう。

④ハーネス・リード、首輪

ずっと車内の狭い空間にいると猫もストレスが溜まります。車外に出しての気分転換は大事ですが、ふとした拍子にパニックになって逃げてしまわないようにハーネス・リードは必ずつけましょう。

また、首輪はすぐに「飼い猫」と分かる目印としてとても大事ですのでつけておきましょう。

⑤薬

持病があり、継続的にお薬を飲んでいる場合は必ず用意しておきましょう。

⑥排泄袋

車内は臭いが充満しやすいです。猫の排泄物は特に強い臭いがしますので飼い主・猫ともにストレスにならないように排泄物はすぐに袋にいれて密閉しましょう。

防臭能力が高いものがおすすめです。

⑦飼い主・猫の匂いがついたタオル・ブランケット

用意しておくと防寒グッズになると共に、猫もリラックスできます。

 

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猫ちゃんの準備

車内避難生活を負担なく過ごすためには普段から車に慣らしておくことが最も大切です。

猫も人間と同様に車酔い(獣医学的には動揺病)をします。また、慣れない車に急に乗ることでパニックを起こして吐いたり、呼吸が荒くなってしまうこともあります。

ステップとしては

①車内にキャリーごと入れてみる

②キャリーからだして車内で過ごさせる。(おやつなどご褒美をあげるとなおよし)

③キャリーに入れたまま短い距離を車で移動する

④キャリーからだして車で移動する

という形でゆっくり慣らしていきましょう。

このときに同時にハーネスを付けて、ハーネスにも慣れさせられるといいでしょう。

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やっておいた方がいいこと

・去勢/避妊

猫は発情期が来ると、メスは大声で鳴く・オスはスプレー行動(尿をあちこちにふきつける)という繁殖行動をします。

空間が限られた車内ではこのような行動は飼い主にとってもストレスになりますし、猫も欲求を解消できず無駄な体力を使ってしまいます。

子供を作る予定がないのであれば基本的には避妊去勢手術はしておきましょう。

・マイクロチップ挿入

災害時はふとした瞬間に猫がパニックになって逃げだしたり、はぐれてしまうこともあります。迷子になったときに野良猫と間違われないようにマイクロチップは入れておきましょう。

また、マイクロチップの挿入は今後義務化されますので早いうちに装着をしておきましょう。

・ノミダニ予防

車による避難では外にでる機会は避難所生活より多いと思います。

運動不足解消に猫を散歩させたりすることもあると思いますので、ノミダニの予防はしっかりしておきましょう。猫から飼い主にノミダニは移りますので注意が必要です。

・ワクチン接種

他の動物との接触がなくても、飼い主がウイルスを運んでくる可能性があります。ワクチン接種はしっかり毎年行いましょう。

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車での避難の注意点

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<熱中症>

夏の車内はエアコンを聞かせないとすぐに暑くなります。人間は耐えられても猫は短時間でも熱中症になってしまう危険性があるので温度管理はしっかりしましょう。

<車からの脱走>

猫はとても身軽なのでドアを開けた瞬間や窓を開けたときなどに脱走してしまう危険があります。

キャリーから出して車内で過ごす場合は基本的にハーネスを付けておいた方が安心です。

もしどうしてもフリーにさせたい場合は車の施錠をしっかり行った上で猫を開放しましょう。

 

いかがでしたでしょうか?

車での避難はしっかりと準備をすれば猫・飼い主ともにパーソナルスペースを確保でき、ストレスを減らすことができるのでこの記事で興味をもったら検討してみてくださいね。

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