犬を連れた車での避難

犬 車のトランクペット
犬 車のトランク

もし万が一自分の住んでいる地域が被災した場合、愛犬と一緒に車で避難するにはどのような準備をすればいいのでしょうか?何に気をつければいいのでしょうか?

この記事では犬を連れた車での避難のやり方について解説させていただきます。

犬 車のトランク
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車での避難のメリット・デメリット

まず、車での避難にはどのようなメリット・デメリットがあるかを考えましょう。

<メリット>

・他の人間・ペットとの関係を気にしなくていい

 (特に犬の場合は吠えたりしないか)

・生活リズムを自分たちで決められる

・何かあった時にすぐに移動ができる

・感染症のリスクが少ない

<デメリット>

・避難所と比べると生活空間が狭くなる 

・密閉空間になるので日常的な動作がしにくくなる、体を思うように動かせない

・大型犬だとある程度、スペースを確保できる大きい車が必要

・臭いが充満しやすい

・個人行動になるので周りの変化が分かりにくい

もし愛犬が無駄吠えをしない・集団での生活でもストレスで体調を崩したりしないようであれば避難所の避難でも大丈夫ですが、そうでない場合は車での避難を選んであげる方がパーソナル空間を確保することができます。

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準備しておくもの

①キャリー・クレート

車という空間の中でも、犬にとって安心できるスペースとしてキャリーやクレートを用意しておきましょう。車外にでるときもキャリーに入っていた方が安全ですし、トラブルがあって車内から出ざる負えないときも迷子にならなくてすみます。

②食べ慣れているゴハン

いつも与えているご飯をジップロックにいれて用意しておきましょう。最低でも1週間分はいれておきたいです。

③ペットシーツ

車内は狭いのでトイレスペースを取るのも大変です。

排泄物の臭いも籠るのでなるべくなら車外で排泄させたほうが衛生面としてもいいですが、難しい場合はペットシーツの上などにしてもらい簡易トイレにしましょう。

④首輪/ハーネス、リード

万が一迷子になってしまった場合もすぐに分かる目印として首輪(またはハーネス)は必ずしておきましょう。

また、散歩などで車外に出る場合は必ずリードをつけてはぐれないようにすることが大切です。

⑤薬

持病があり、継続的にお薬を飲んでいる場合は必ず用意しておきましょう。

⑥排泄袋

排泄物は消臭能力の高い袋にいれておきましょう。

⑦飼い主の匂いがついたタオル・ブランケット

犬も安心しますし、防寒グッズにもなります。

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普段から行っておく犬の準備

今まで車に乗ったことがない子が急に車に乗るとパニックになります。車での避難を考えている場合は普段の生活の中で車に慣らしておきましょう。

最初は車に乗るところから始め、徐々に移動距離を伸ばしていきましょう。

また、犬にも車酔いはあります(動揺病)。車酔いをしやすい子は動物病院に相談して犬専用の酔い止めを常備しておくことをオススメします。

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やっておいた方がいいこと

・去勢/避妊

メスの場合、発情期になると生理出血がみられます。出血量はその子それぞれですが多い子はおむつが必要になってしまいます。

また、犬は子宮に膿が溜まる子宮蓄膿症という病気になりやすいです。子宮蓄膿症になると緊急手術が必要で命に関わる事態になってしまいます。そして万が一はぐれてしまい、帰ってきたはいいが妊娠していたという場合もあります。

オスの場合は去勢をしていない場合、縄張り意識・闘争本能が強くなるので性格が狂暴になることもあります。

去勢避妊をすることで予防できる病気は多く、メリットの方が大きいですので若いうちに手術をしておくことをオススメします。

・マイクロチップ挿入

万が一はぐれた場合でもすぐに飼い主の情報がわかります。

マイクロチップの挿入は今後義務化されますので、まだ実施していない場合は行いましょう。

・ノミダニ予防

災害時は寄生虫が多く発生します。運動不足解消のために車外にでた場合にも寄生される可能性があるので日常的に予防をしておきましょう。

基本的には1回の投与で1カ月間効果が続きます。ただし、市販のものは効果が不確かなものも多いので動物病院でなるべく処方してもらいましょう。

・ワクチン接種

ウイルスはかなり小さいので、他の犬と接触しなくても飼い主が運んでくることもあります。室内飼いでもしっかりと毎年ワクチンを打ちましょう。

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車での避難の注意点

<熱中症>

特に夏場の避難では必ずエアコンを効かせましょう。人より体温が高く、被毛に覆われている犬は人間よりも熱中症になりやすいです。

人間が大丈夫でも犬にとっては一大事になるかもしれないので空調・温度管理はしっかりと行いましょう。

<外に出るときの注意点>

外でトイレをさせる場合やストレス解消のために車外にでることもあると思います。

災害時はガラス片などの突起物や思いもよらぬものが地面に落ちていることもあります。犬を外に出す前に、人間があらかじめ行動範囲に危険なものがないかチェックをしてからだしましょう。

そして必ずリードをつけてだしましょう。普段は大人しい犬でも不測の事態でパニックを起こし逃げてしまうかもしれません。

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まとめ

犬と車での避難について解説させていただきましたがいかがだったでしょうか?

災害における避難は準備がなにより大事です。普段から避難を考慮したしつけ・準備を愛犬にしておきましょう。

この記事を書いた人
井上みたらし

動物病院で勤務医として働く獣医師。診療動物は犬、猫、ハムスター、ウサギ、フェレット等。ペットと人がより良い関係を築けるように日々勉強中。

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